体が痛くて病院に行ったのに、
検査をしても『異常はありません』と言われた
『心配ないから様子を見ましょう』
『安静に』と言われたけれど、今もずっと痛い……
みなさんは、こんな経験はありませんか?
レントゲンや血液検査では原因がわからない、
けれど確かに存在する体の痛みや不調。
これらを医学的には
「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と呼びます。
「原因不明」と言われると不安になりますよね。
しかし、病院の検査に写らないからといって、
原因が全くないわけではありません。
実は、あなたの体が放つ
“あるアラーム”が
誤作動を起こしている可能性があるのです。
鳴り止まない「体のアラーム」の正体
私たちの体には、
異常を知らせる安全システムとして
「痛み」というアラーム機能が備わっています。
いわば、体の中に設置された
「火災報知器」のようなものです。
どこかで火事(異常)が起きれば、
サイレン(痛み)を鳴らして危険を知らせてくれます。
このシステムが
正しく機能していれば問題ないのですが、
現代人は日々の生活習慣、姿勢の崩れ、
そして精神的なストレスなど、
多くの負荷にさらされています。
その結果、
「火事は起きていないのに、サイレンだけが鳴りっぱなし」
という、火災報知器の誤作動が起きてしまうのです。
これこそが、
病院で「異常なし」と言われる
原因不明の痛みの正体です。
アラームの誤作動を止めるカギは「呼吸」にあり
では、この鳴り止まないアラームを
リセットするには、どうすればいいのでしょうか?
その答えは、ズバリ「呼吸」にあります。
慢性的な痛みに悩まされている方の多くには、
ある一つの共通点があります。
それは、「呼吸が乱れている」ということです。
私たちの呼吸は、
痛みをコントロールする大元である
「自律神経」と深く結びついています。
呼吸が乱れると
自律神経のコントロールが効かなくなり、
体のアラームシステムが
パニックを起こしてしまいます。
これがいわゆる
「自律神経失調症」
と呼ばれる状態です。
自律神経が乱れると、
本来なら感じなくていい
微小な刺激に対しても、
脳が「痛い!」と
サイレンを鳴らし続けてしまうのです。
正しい呼吸で、体に安心を教えてあげる
裏を返せば、
呼吸を適切に整えてあげれば、
自律神経の乱れは落ち着き、
痛みのサイレンを静めることができるということです。
「自分の呼吸、乱れているかも……」
と思った方も、心配する必要はありません。
呼吸は、私たちが唯一、
意識してコントロールできる自律神経のスイッチです。
正しい呼吸で自律神経を整え、
鳴り止まないアラームを
心地よくオフにしていきましょう。






