コルセット、サポーター、テーピングはしていいの?
動画でご覧になりたい方は
こちら→https://youtu.be/hNkdpTt1Fpo
患者さんからのご質問でコルセット、サポーター、テーピングやった方がいいの?やらない方がいいの?という質問を受けることがありますが、お答えしていこうと思います。
うまく付き合ってください!
答えとしては
上手くつきあって下さい!
それぞれのメリット、デメリットをしっかりと把握した上で使っていただく形でやっていただければとおもいます。
いいんです。
コルセットしてる方が楽だから。
サポーターしてる方が楽だから。
テーピングしている方がパフォーマンスが上がるとか。
用途がしっかりとはっきりしている分にはすごくいいです。
なのでコルセットで言うと腰が痛い時にコルセットした方が楽ですよね。
腰の関節が動かなくて済むので。
なので動かなくて済むようにしたいためにコルセットを使う、で痛みを緩和する、すごくいいじゃないですか。
他の物もそうですね。
サポーターなんかも肘が痛いから、手首が痛いからサポーターしてあげることで、サポートされてるから動きが動かしやすい、痛みが出づらいとか、そう言う用途で使う、すごくいいじゃないですか。
いいんです、どんどん使ってください。
頼ることでのデメリット
ですけれども、使ったら使った分だけ必ず弱る筋肉があります。
例えばコルセットで腰の関節をグッと動かなくしてくれますが、本来であればこれは【自前の筋力】があれば済む話なんですね。
なのでコルセットに頼ってしまうと言うことは自分で本来そこを支える力というのをコルセットに頼るということになるので自分の筋肉の力は発揮し無くなっていきます。
そうなってくるとその筋肉というのはどんどん弱くなっていきます。
なので当院で指導していることは、ある程度痛みが取れてきたんであればコルセットはなるべく外すようにしていきましょう、痛みが取れてきたんであればサポーターは外すようにしましょう。
というふうな指導をしております。
なので頼りすぎては筋力弱ってしまうので結果的にそこの痛みは取れづらい、また後々痛みが出てきてしまうことにつながりやすいんですね。
腰が痛いでコルセットをされている方は、ある程度はやっていきましょう、痛いうちは。
でもある時期を過ぎたら、ではなるべく取って生身で動かすようにして行って自分で力をつけていきましょう。とか、
今日は遠出するんだよねー、
という話なのであれば、遠出で歩いてる時はコルセットをつけていただいて、でも座っているときや休憩するときなんかは外してもらって、、、
少し面倒ではあるんですが、そういうふうな時間を作っていただくんですね。
頼っている時間もあれば、
自分の力だけで大丈夫な時間も作ってあげてほしい
んですね。
そういうふうに交互交互に使い分けをしていただくと、筋力は弱りづらくなっていきます。
で、結果的にコルセットをしなくていい、サポーターしなくていい、テーピングしなくていいという状態を作ってあげたいんですね。
で、それが可能になるようなトレーニングを当院では教えているんですね。
最初のアプローチは(硬くなっているので)動くように、筋肉関節が動くような状態にしてあげて、その筋肉関節が柔らかくなってある程度動く状態になったらトレーニングしましょう。
という形で、コルセット、サポーター、テーピングでサポートされなくても大丈夫な体づくりをしましょうね、ということをお伝えしております。
最初はこれら頼ってもらって全然構いません。
ただ、デメリットとしてはコルセット、サポーター、テーピングは頼るとサポートしている筋肉の力がどんどん落ちやすくなっていきます。
それが落ち切る前に、落ちる前に早い段階からトレーニングしてあげてで、コルセット、サポーター、テーピングが必要ない状態を作っていこうねとういことをやっていくと、いずれこれらに頼らなくて済むような身体のバランスになっていきます。
おさらいしていきます。
コルセット、サポーター、テーピングはしてもいいんです。
メリットは痛みの緩和、能力向上が見込めます。
ただし、デメリットは頼った分だけ筋肉の力は弱まります。
では、筋肉が弱まらないためには、早い段階から頼らない方がいいよね。
という形になります。
このメリット、デメリットをしっかり把握した上で使い分けましょう、使い分けていただく分には全然OKです。
コルセット、サポーター、テーピングのうまい付き合い方、考えていきましょうね。
コラム執筆・監修者
厚生労働大臣認定 柔道整復師
JTAフラッシュリプロ療法認定インストラクター
KTRテクニック認定インストラクター
経歴
葛飾区内接骨院勤務 5年
大田区内整形外科勤務 4年
2018年2月 かさはら整骨院
かさはら整体院を開業