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膝のお皿の下が痛いスポーツ障害

ジャンプやダッシュでお皿の下が痛い。
それ「ジャンパー膝」かもしれません。

スポーツ中や運動後に、25422323_s
膝のお皿の下が痛くなる場合、
原因のひとつにジャンパー膝があります。

ジャンパー膝は、
医学的には膝蓋腱炎、
または膝蓋腱症と呼ばれることがあります。

膝蓋骨とは、
いわゆる「膝のお皿」のことです。

膝蓋腱とは、
その膝のお皿と、
すねの骨をつないでいる腱のことです。

ジャンプ、着地、ダッシュ、
ストップ動作などを繰り返すことで、
この膝蓋腱に負担がかかり、
膝のお皿の下に痛みが出ることがあります。

ジャンパー膝とは?

ジャンパー膝は、
膝のお皿の下にある膝蓋腱に
負担がかかることで起こるスポーツ障害です。
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名前の通り、
ジャンプ動作が多いスポーツで
起こりやすいとされています。
代表的には、

・バスケットボール
・バレーボール
・サッカー
・陸上競技
・ハンドボール
・テニス
・ランニング

などです。

ただし、ジャンプだけが原因ではありません。
ダッシュ、急なストップ、切り返し、
踏み込み、キック動作など、
膝を強く曲げ伸ばしする動きが
多い競技でも起こることがあります。

どこが痛くなるのか?

ジャンパー膝で痛みが出やすいのは、
主に膝のお皿のすぐ下です。
膝のお皿の下を押すと痛い。

ジャンプすると痛い。

階段やしゃがみ込みで痛い。

運動後にズキズキする。
このような痛みが出ることがあります。

膝のお皿の上に痛みが出る場合もありますが、
一般的には膝蓋骨の下端、
つまりお皿のすぐ下の膝蓋腱付着部
痛みが出ることが多いとされています。

なぜジャンパー膝が起こるのか?

ジャンパー膝は、
膝蓋腱に繰り返し負担がかかることで
起こると考えられています。

ジャンプや着地のとき、
太ももの前側の筋肉である
大腿四頭筋が強く働きます。

大腿四頭筋は、
膝のお皿を介して膝蓋腱につながっています。

そのため、ジャンプや着地、ダッシュ、
ストップ動作を繰り返すと、
膝蓋腱には強い引っ張りの力がかかります。

この負担が繰り返され、
回復が追いつかなくなると、
膝蓋腱に小さな損傷や変化が起こり、
痛みにつながることがあります。

日本では「膝蓋腱炎」と呼ばれることが多いですが、
慢性的なジャンパー膝では、
単なる炎症だけではなく、
腱そのものの変化が関係している
と考えられています。

そのため、最近では
膝蓋腱症という表現が
使われることもあります。

起こりやすいスポーツ

ジャンパー膝は、
次のような動きが多いスポーツで
起こりやすいとされています。

・ジャンプ
・着地
・ダッシュ
・ストップ
・切り返し
・踏み込み
・キック
・方向転換

競技でいうと、
・バスケットボール
・バレーボール
・サッカー
・陸上競技
・ハンドボール
・テニス
・バドミントン
などで見られます。
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特に、練習量が急に増えたとき、
硬い床や地面での練習が多いとき、
休息が少ないときには、
膝蓋腱に負担がかかりやすくなります。

ジャンパー膝の主な症状

ジャンパー膝でよく見られる症状は、
次のようなものです。
・膝のお皿の下が痛い
・膝のお皿の下を押すと痛い
・ジャンプで痛い
・着地で痛い
・ダッシュや切り返しで痛い
・階段の上り下りで痛い
・しゃがむと痛い
・運動後に痛みが強くなる
・痛みが続くと、日常生活でも違和感が出る
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初期では、
運動後だけ痛むことがあります。

しかし進行すると、
運動中にも痛みが出たり、
階段や立ち上がりなど
日常動作でも痛むことがあります。

痛みの進み方

ジャンパー膝は、
痛みの出方によって段階的に
考えることがあります。

軽い段階では、
・スポーツの後だけ痛い
・歩いた後に少し痛い
・休むと軽くなる
という状態が多いです。

中等度になると、
・運動の始めに痛い
・運動が終わった後にも痛い
・動いているうちに少し楽になることがある
・でも練習後にまた痛む
という状態になることがあります。

さらに進行すると、
・運動中ずっと痛い
・痛みでプレーに支障が出る
・階段やしゃがみ込みでも痛い
・思い切ってジャンプできない
・膝をかばって動きが崩れる
という状態になることがあります。

「痛いけど動ける」時期に放置しないこと
心がけるようにしましょう。

オスグッド病との違い

成長期の膝の痛みでは、
オスグッド病とジャンパー膝が
混同されることがあります。
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どちらも、
ジャンプやダッシュをする子どもに
起こりやすく、膝の前側に痛みが出るためです。

大まかな違いとしては、痛みの場所です。
オスグッド病は、
膝のお皿のさらに下にある、
すねの骨の出っ張り付近に痛みが出やすいです。

医学的には、
脛骨粗面と呼ばれる部分です。

一方、ジャンパー膝は、
膝のお皿のすぐ下、
膝蓋腱の付着部周辺に痛みが出やすいです。

ただし、実際には自己判断が難しいこともあります。

膝の前側の痛みが続く場合は、
痛みの場所や動作との関係を
丁寧に確認することが重要です。

 レントゲンや画像検査は必要?

ジャンパー膝は、
問診や身体の確認によって
疑われることが多いとされています。

確認されるポイントとしては、
・どの場所が痛いのか
・押すと痛い場所がどこか
・ジャンプや着地で痛むか
・しゃがみ込みで痛むか
・階段で痛むか
・練習量が増えていないか
・痛みがいつから続いているか
などです。

必要に応じて、レントゲン、
超音波検査、MRIなどが行われることもあります。
画像検査は、
膝蓋腱の状態を確認するためだけでなく、
骨折、骨の変形、他の膝の障害
を除外する目的で行われることがあります。

特に、痛みが強い場合、
腫れがある場合、長く続く場合、
スポーツに支障が出ている場合は、
医療機関で確認しましょう。

一般的に行われる対応

ジャンパー膝に対しては、
まず保存的な対応が中心になります。

一般的には、次のような対応が行われます。
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・痛みの出る動作を一時的に減らす
・ジャンプやダッシュの量を調整する
・アイシングを行う
・太もも前側の柔軟性を確認する
・股関節や体幹、下半身全体の使い方を見直す
・段階的に筋力トレーニングを行う
・競技復帰に向けて負荷を少しずつ上げる

ここで大切なのは、
単に休むだけではなく、
膝蓋腱にかかる負担をどう調整するかです。

痛みが強い時期に
無理をしてジャンプや
ダッシュを続けると、
症状が長引くことがあります。

一方で、痛みが落ち着いてきたあとに、
何も準備せずに急に競技へ戻ると、
再び痛みが出ることもあります。

完全に休むべき?

ジャンパー膝では、
すべてのケースで完全にスポーツを休む
必要があるとは限りません。

ただし、
痛みを我慢して続ければよい、
という意味でもありません。

目安として、
次のような場合は注意が必要です。
・運動中に痛みが強くなる
・ジャンプや着地でかばっている
・練習後に痛みが残る
・翌日も痛い
・階段や日常生活でも痛い
・痛みでプレーの質が落ちている

このような場合は、
練習量や内容を見直す必要があります。

特に、痛みがある状態でジャンプ、
ダッシュ、切り返しを続けると、
膝蓋腱への負担が蓄積しやすくなります。

「休むか続けるか」だけで考えるのではなく、
何を減らすのか

何ならできるのか

どの段階で戻すのか

を考えることが大切です。

医療機関で確認したいサイン

次のような場合は、
医療機関での確認が大切です。
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・膝の痛みが続いている
・痛みがだんだん強くなっている
・腫れや赤みがある
・膝を伸ばしにくい
・ジャンプや着地ができない
・階段や歩行でも痛い
・数週間たっても改善しない
・ぶつけた、ひねった後から痛い
・膝崩れや不安定感がある

ジャンパー膝に見えても、
他の膝の障害が関係していることもあります。
自己判断だけで続けず、
必要に応じて専門家に相談することを
選択肢として持っていてください。

親御さんに知っておいて欲しいこと

子どもは、
痛みを我慢してしまうことがあります。
「試合に出たい」

「レギュラーを外れたくない」

「チームに迷惑をかけたくない」

「少し痛いだけだから大丈夫」
このように考えて、
痛みを隠してしまうこともあります。

特にジャンパー膝は、
初期では「動けてしまう」ことがあります。

しかし、動けるから問題ないとは限りません。

親御さんには、
次のような変化を見てほしいです。

・膝をかばって走っていないか
・ジャンプを避けていないか
・練習後に膝を気にしていないか
・階段で痛がっていないか
・しゃがむ動作を嫌がっていないか
・膝のお皿の下を押すと痛がらないか
・練習量が急に増えていないか

成長期のスポーツ障害では、
痛みを早めに把握し、
負担を調整すること
将来への不安を減らすことができます。

まとめ

ジャンパー膝は、
膝のお皿の下にある膝蓋腱に
負担がかかることで起こるスポーツ障害です。

特に、
ジャンプ、着地、ダッシュ、
切り返しなどを繰り返すスポーツで
起こりやすいとされています。

初期では、
運動後だけ痛むこともあります。

しかし、痛みを我慢して続けると、
運動中や日常生活でも痛みが出ることがあります。

大切なのは、

「痛いけど動けるから大丈夫」
と見過ごさないこと。


そして、

痛みの程度に合わせて、
負担を調整すること。

膝のお皿の下の痛みが続く場合は、
痛みの場所、痛む動作、練習量の変化を確認し、
必要に応じて専門家に相談することを
覚えておいてください。

当院の取り組み

スポーツ障害は、
痛みの出ている部分だけに
原因があるとは限りません。

頑張りすぎている筋肉
がある一方で、
本来働くべき筋肉やインナーマッスルが
うまく使えていないことで、
膝・かかと・すね・腰などに
負担が集中してしまうことがあります。
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当院では、
痛みの場所だけでなく、
姿勢・関節の動き・
筋力・体の使い方まで確認し、
どこに負担がかかっているのかを
見ていきます。

そのうえで、
サボっている筋肉を働かせ、
頑張りすぎている筋肉への負担を減らし、
自然な体の使い方を身につけられるよう
サポートします。
痛みの改善だけで終わらせず、
競技復帰後も
再発しにくい体づくりを目指します。

参考資料
* 日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会:膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
* 米国の公的な医学情報データベース:Patellar Tendinopathy / Jumper’s Knee
* 米国の大規模医療機関メイヨー・クリニック:Patellar tendinitis
* British Journal of Sports Medicine:膝蓋腱症に対する段階的な腱負荷運動の研究
* BMJ Open Sport & Exercise Medicine:膝蓋腱症の管理に関するシステマティックレビュー

コラム執筆・監修者

かさはら整骨院・整体院カウンセリング
院長 笠原 正男

厚生労働大臣認定 柔道整復師
JTAフラッシュリプロ療法認定インストラクター
KTRテクニック認定インストラクター

経歴
葛飾区内接骨院勤務 5年
大田区内整形外科勤務 4年
2018年2月 かさはら整骨院
      かさはら整体院を開業

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