大田区大森西で整体をメインに行なっております
かさはら整骨整体院、院長の笠原です
今回は
【反った時に腰が痛い方が絶対にやってはいけないストレッチ】
をお伝えしていきます
皆さん、
これをやっていたら
腰痛は絶対に良くなりませんよ!
当てはまっていないかチェックして下さいね
この記事の内容を動画でご覧になりたい方は
コチラ
まずはやってはいけないストレッチをチェック!
腰痛で反った時に腰が痛い方が
やってはいけないストレッチは
こちらになります
1腰を大きく反らし、腰を伸ばすストレッチ
2腰を捻るストレッチ
いかがでしたか?
一見よくありがちなストレッチ方法ですよね
腰痛持ちとは言わずとも
腰が少し痛い
腰が張ってるな
なんとなく腰がしっくりこないな
という時でも一度は試したことはあるのではないでしょうか
参考 NHK腰痛特集 https://www.nhk.or.jp/kenko/special/yotsu/sp_1.html
効果のある場合ももちろんあります
ですが、あなたの腰痛のタイプによっては
そのストレチは逆効果の恐れがあります
痛いところは被害者なんです
端的に申しますと
このストレッチ方法は
腰が動きすぎてしまうストレッチ方法
なんですね
は?
と思われたと思います
何も悪いことしてないじゃないか
硬くなっているから腰痛で悩んでいるんじゃないか
腰をストレッチして動くようにして何が悪い!
ごもっともです
このストレッチでも腰痛は軽くなるのです
ですがこれをやり続けてしまうということは
痛い腰がもっと動くようになり
痛む箇所によりストレスや負担が加わりやすくなり
腰痛はより悪化してしまいます
要は痛い部分は被害者なんです
被害者に一時的な麻酔をかけて
また働かせようとしているのです
被害者はどんどん疲弊していきますよね
腰痛も同じです
痛いところにストレッチやマッサージ
極論麻酔の注射を打って
一時的に良くして
痛みがないように過ごしているつもりが
負担の掛け方は何も変わっていないんですね
疲弊していくことは必至なんです
まずは
腰痛という痛みの被害者(腰)を痛めつけない!
という考えを持って下さい
なぜダメなのか
答えから申し上げると
身体の構造上
腰の関節は動きすぎてはいけない関節になります
だから動きすぎる状態は作ってはいけません
詳しく説明すると
身体の関節を大きく分けると
写真のように分けられます
首 腰 膝
胸郭 股関節 足関節
この関係性は
動いて欲しくない関節と
動いて欲しい関節
は交互に連なっていることを表しています
感が鋭い方は気づいています
あれ、首、腰、膝って痛くなりやすいところじゃない?
実は「年を取ってから感じる体の痛みに関する調査」で
(参考 CellBank https://cellbank.co.jp/news/211206_r/)
第1位 腰 54%
第2位 肩 36%
第3位 膝 33%
第4位 首 26%
と上位に占めているのです
動いて欲しくない関節に痛みを感じる方が
とても多いのです
腰回りの動作の例を取りますと
前屈や背屈の動きは腰ではなく
実は股関節の動きが大半なのもお分かりでしょうか
本来、動くべき股関節や胸郭、足首が十分に動いてくれていれば
腰は動かなくて済むのです
1股関節が動いてくれない(硬くなってしまった、筋肉が弱くなってしまった)
2腰が頑張らざるを得ない状況となり疲弊
3その腰にストレッチをかける
4疲弊しているのにもっと働けと頑張りに頑張らせる
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腰痛のサイクルから抜け出せないイメージはつきますでしょうか
冒頭でお伝えしたやってはいけないストレッチは全て
腰が動くようになるストレッチです
あなたに必要なのは
股関節や胸椎が動くようになるストレッチです
反りで腰が痛いメカニズム
そもそもの腰の理屈はわかったと思いますので
反った時に腰が痛い具体的な理由をお話しします
腰痛で反った時に腰が痛い方は
骨盤が前傾の傾向が強く
ももの前側の大腿四頭筋という筋肉が緊張して硬くなっています
大腿四頭筋は股関節の前を走っているため
その筋肉が硬いということは股関節の伸展動作を阻害します
股関節の伸展ができないと
代償動作として体は腰(腰椎)を反る、という反応をします
腰の関節を使って反っているので
関節と関節がぶつかり合い、腰に痛みが生じる
という具合です
なので反った時に腰が痛い方の対策は
大腿四頭筋を緩ませ股関節の動きを取り戻し
骨盤の前傾を改善すること
になります
具体的な方法はこちらの動画を参照して下さい
まとめ
いかがでしたでしょうか
そのストレッチは
どこに利かしているのか
その意味と場所をしっかりと知ってストレッチをする
このことを知っておいてストレッチはやりましょう
見よう見まねが一番危険であることを知っておいて下さいね
あなたに必要なのは
腰の動きではなく、
股関節の動きを取り戻すことです